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会派視察報告~明石市

おむつ定期便

令和2年10月スタート。

外出も困難な0歳児を抱える保護者と関わり、見守りを続けることで、育児に関する不安や悩みに寄り添い、早期の支援に繋げていくことが目的。

滋賀県東近江市の「見守りおむつ宅配便」を参考に導入。

公募型プロポーザル方式によりコープこうべに委託。

9人の見守り支援員で約2200件/月を配達。

 

対象は市内に住所を有する0歳児及びその保護者。

生後4か月から満1歳の誕生月までの最大10回配送。

おむつ以外にもおしりふきやベビーフードなど、2点選択できる。

それ以外にも、月齢にあわせた子育て情報紙を毎月お届け。

相談内容に応じて、市の関連施設や関係部署に繋ぐ。

 

保護者対面率は83.7%

赤ちゃん対面率は59.6%

留守時は置き配し、後から☎やメールで赤ちゃんの状況確認。

 

1歳以降は地区担当の保健師に引き継ぎ。

伴走しているからこそ気づけることがある。

 

こども養育支援事業

養育費は、こどものために必要。

だから市が関わる。

 

●養育費の取り決めのお手伝い

~参考書式を渡す。公正証書作成費用や調停申立費用の全額補助

 

●受け取れていない養育費を立替え

~3か月間、月額5万円まで立替え。

 

●差押えのお手伝い

~3か月間立替後、給与・預金の差押え

弁護士職のアドバイスで、本人が手続き。

 

弁護士職員は市民相談室に5名在籍。

スピーディーに対応できる。

あかし市民図書館

TRCの指定管理で運営。

図書館は第三の居場所から市民参画型へ移行。

一番大切なのは、図書館をどういう場所にしたいのかというビジョン。

そのビジョンがまずあり、その後に運営体制を検討すべきだと思いました。

 

明石市は「本のまち明石」を施策に掲げていて、本や図書館がまちづくりの重要な役割を果たしています。

 

そのほかに

・郷土資料は博物館が管理している。

・博物館が古本など購入費用100万円を持っている。

・司書の頭を変革する必要がある。

・契約時に司書率は7割。市民参加型だともう少し下がる。

・職員が働く環境(事務所のスペース等も)を整える。

・座席予約システムを2000万円で導入。

 

など、説明がありました。

 

 

感想

なんのためにこの事業をするのか。

そこが明確だと感じました。

今までやっているからその延長でよいことはなく、都度都度ビジョンや意義を再確認・再設定する必要があることを痛感。

職員の皆さんは「泉市長から変わった」と仰っており、「こどもたちのために」という思いが施策に詰まっていることを感じました。