問 ENEOSが公表している漏洩時期(2020年10月以降)と漏洩量(2,100ℓ)に対する市の受け止めは
答 漏洩時期については、どの時点で漏れたのか不明、漏洩量については推計値として示されたもの。健康影響評価検討委員会においても、ベンゼンを含む水道水への曝露期間や曝露レベルの判断は保留とされている。引き続き、土壌・地下水汚染調査等に進捗状況を踏まえ、有識者の意見を聞きながら、検討・評価していく必要がある。
問 市としても独自の調査やデータを集めるべきでは
答 本市としても引き続き情報収集や調査に努める。
問 汚染範囲の特定は
答 事業者側がボーリング調査を進めていて、25番街区に隣接する12番街区側の追加ボーリングを行っている。
問 市の取組に関する進捗状況は
答 5月から進めていた配水管の更新工事は8月末までに、25番街区すべてのご家庭まで、鋳鉄管やステンレス製の給水管に切り替えた。
今後、25番街区の各家庭敷地内の給水管について、管路を掘削し、土壌汚染の確認作業を進める。
問 健康調査において、ベンゼンの数値が高い人がいる。高い数値は不安にさせるため、理由を確定させていくことが必要だと考えるが、どのような対応をとっているのか。
答 健康影響評価検討委員会からは、3階の健康調査や検査項目の結果から、ガソリン漏洩に起因した曝露が継続している可能性が低いと報告があった。今後も不安解消に努めてまいる。
問 住民に寄り添った対応がされているのか
答 健康調査は今後も継続する。特別職としての公営企業管理者を置いたことで、今まで以上に迅速かつ丁寧・誠実に対応を行っている。
住民の方々から多くの意見・要望をいただいており、少しでも多くの要望を早期に回答できるよう、補償内容について弁護士と法的な確認やアドバイスをいただきながら、ENEOSや北海道エネルギーと協議を継続している。今後も住民の皆様の立場にたち、真摯に対応する。
問 本件に関連したストレス等による二次的な健康被害については
答 二次的な健康被害がないように住民の皆様の声を聞き、補償内容についてもENEOSや北海道エネルギーと対応について協議・検討を行う。
問 先の補償金には健康被害は含まれていない。二次的健康被害及び今後の健康被害について、ベンゼンの影響ではないと立証できるもの以外について補償していくべき。事業者、市、住民の三者間で確認し、書面等を交わす必要があるのでは。
答 住民の皆様に提案した補償内容について、合意文書を取り交わせるよう丁寧に対応する。健康被害についても、合意方法について協議する。