7/9(日)伊達市の市民活動センターで開催。
札幌市の子どもの権利条例制定時の検討委員会の委員長・弁護士の内田信也さんのお話を聞きました。
そもそもは1989年「子どもの権利条約」が国連で採択されたのが始まり。日本も1994年に批准しました。
権利とは、子どもにとって正しいこと、当然のこと。
条文は40ありますが、その中で一番大事なのが「子どもの目線にあって子どもの意見を聞くこと」。
判断する責任は最終的には親にありますが、そこに至るプロセスは子どもの目線にたって議論することが大切だそう。
こども基本法が令和5年4月に施行されました。
その中でも子どもの意見表明権があります。
将来を担う子どもたちの意見がまちづくりに取り入れられることで、まちへの愛着も深まるとのこと。
室蘭市においては、昨年こども議会が開催されましたが、今年度は開催されません。
こども議会形式にこだわることなく、子ども達の意見を聞き、とり入れていくことが、今後の室蘭のまちづくりには必要だと思います。
こどもの権利条約に基づいて条例を策定することで、その理念が教育現場で、または家庭で、地域で、浸透していくと、日本はもっと生きやすくなるのではないでしょうか。
当然、自分の権利ばかりを主張するのではなく、他者との関係性の中で調整していく、議論していく能力も育ちます。
伊達市民は団体をつくり、条例制定に向けた動きが始まっています。
室蘭市でも実現できるよう、取り組んでいきたいと思います。