11/29 私が所属する「えんぱわーメイト」2名と女性の起業支援を計画中のKさんの4名で視察にいきました。お忙しい中ご対応いただきありがとうございました。
「すごいな~」と感心するばかり。特に印象的だった点を3つまとめてみました。
①利用者を増やすことを常に考えている。
センターを知ってもらうために展示も工夫。11月は「児童虐待防止推進月間」「女性に対する暴力をなくす運動(11/12~25)」と11/13に『同性婚のいまとこれから』というLGBTQ講座も開催したことから、3つの旗が飾られていました。その前はビニール傘を天井に飾る「アンブレラスカイ」もやっていたそう。
図書室はコワーキングスペースにもしたり、ヌエック(国立女性教育会館)から本を100冊/3か月 借りることで、本の充実を図っていました。本を購入するよりも安価で(かかる費用は次の所へ送る送料のみ)、そして3か月ごとに変わるので、何度も足を運ぶきっかけになりそう。
また、様々な機関から協力を得て持ち出し無しで講座を開催したり、すごく努力されていると感じました。
その他、登録された女性団体は会場費を無料で使えるそう。室蘭は講演会をするのにも有料です(-_-)
②「女性の経済的自立」を支援している。
苫小牧市自体が働きたい女性を応援しているようで、復職を支援する「なでしこ就職応援事業」などの取組もされています。
センターでは日本政策金融公庫主催で、起業を目指す女性のための創業セミナー&相談会も実施。
また、女性起業支援コンシェルジュが常駐していて、書類の作成や市役所・税務署への付き添いなど伴走支援もしているとのこと。
起業するまでは段階があります。
フェーズ0:私にもできるのだろうか?
フェーズ1:起業してみたいけど、何から始めればいいの?
フェーズ2:一歩ずつ準備の段階。情報収集。事業計画書も作成
フェーズ3:事業開始。
一歩踏み出すためにも、フェーズ0と1への支援が大切です。
参考資料:女性起業家等支援ネットワーク構築事業
この段階の女性を積極的に支援しています。
そして相談を受け、実際に起業された方が先輩起業家として講演したりとネットワークも構築されているようです。
③託児はすべて無料。
センターでは各種講座や、起業相談、女性弁護士に相談する事業など様々な取り組みがされております。
そのすべての事業に託児があり、無料で利用できます。その料金は指定管理料に含まれているとのこと。
お母さんが息抜きできるよう、また、相談に集中できるよう、利用者の立場に立った対応がされています。
様々な機能や役割を果たしている苫小牧市のセンター。
SDGsの基本も「ジェンダー平等」。
室蘭市の取組を変えていく必要があると強く感じました。
★苫小牧市男女平等参画推進センターの事業は、以下をご覧ください。
https://www.facebook.com/tomakomaidanjobyodosankaku/