札幌市では8月から「若年女性支援事業」というのがスタートするようです。
それに合わせて「彼女たちのSOSを受け止めるために」というオンライン勉強会がありました。
事業のきっかけは、令和元年6月にあった2歳児死亡事件。
その後ワーキンググループで何が課題なのか検討が重ねられ、報告書が提出。
そこでは札幌市の本気度を疑問視する厳しい意見も出されたとのことでした。
この勉強会を通して、いくら相談窓口があっても、実際にそこにつながるまでのハードルが非常に高いことがわかりました。
実際に公的相談機関につながった若年女性は、1.4%~9.1%(テーマによってバラつきがある)と札幌市の調査で明らかになりました。
いかにそのハードルを下げるか、また、せっかく窓口に繋がっても、そこで嫌な体験をすると二度と行かなくなってしまうので、安心できる空間をどう作っていくか、が大切なんだと。
ハードルを下げる工夫としては、LINEの相談や食料等の配布を通じ、何度か来るうちに相談できるようになるなどの例がありました。
「ここで相談できますよ」と構えて待っていられても、なかなか行きにくいですよね。
私は占いが好きですが、それでも心のどこかで「こんなことも自分で決められないの?!」と怒られるのでは、と恐れる気持ちもあります。私の場合は無意識に自分に言っているフレーズだと思いますが(^-^;
深刻な状況になる前に、支援につながって欲しい。
でも、そこまでにハードルがある。
そのことがよくわかる内容でした。
札幌市の調査も参考になりそうです。
家庭内の悩みはなかなか相談できないことがデータで示されています。