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会派視察

11月11日~14日まで静岡県沼津市→和歌山県和歌山市→広島県尾道市に視察にいきました。

テーマは「リノベーションまちづくりと空き家の活用」。

どちらも民間主導でした。民間が稼ぐ仕組みを作っています。だからこそ、自立して事業を行える。

リノベーションまちづくり(沼津市・和歌山市)は、民間主導でしっかり稼ぐ仕組みを作るために、行政がサポートしてました。行政が民間に寄り添っている感じ。もちろん違法なことはご法度です。でも、可能な範囲で最大限のパフォーマンスができるよう行政も取り組んでいました。また、エリアの価値が上がることはインフラ業者(交通、電気、ガス等)にとっても重要なので、それらの業者にも協力をいただいていました。まちの活性化は、そこに住む人の問題だけではなく、いろいろな分野や人に影響しています。中央地区だけで産業連関表を作ったら、どんな繋がりが見えるのだろう・・・妄想してしまいました。

 

尾道の「空き家活用プロジェクト」は、尾道という地勢が強く影響していました。

それはつまり「坂道」と別荘文化(茶園)。

尾道らしさを大事にすることが一番大切であり、それに賛同する技能集団の活躍ぶりが素晴らしい。

「尾道のよさを守ろう」というところにしっかりコミットしているからこそ、できるのだろう。

立地上建て替えはできないので、今ある家屋を活かすことで「尾道らしさ」を守っている。

登録物件もスタート時は56件だったけど、今や170件。成約件数は110件に上るとのこと。

車も入らない不便な所だからこそ、人と人との距離感が近い温かい地域なのだろうと想像します。

住むまでいかなくても「ゲストハウス」で体験することもできます。

「みはらし亭」というゲストハウスにも外国人が宿泊していました。

異文化空間が広がっているような、不思議な街でした。